面白い映画を掘り起こす|ご挨拶
はじめに
このブログは、映画に人生を狂わされた大学院生が、面白い映画を掘り起こすものです。
そう、このブログのコンセプトは、ズバリ、”掘り起こす” ”発掘する” ことです。
なんだか私は昔から、便利すぎるものが苦手だったりするのです。
配信で、世の中、望めばなんでも観れる時代。一見とても便利に見えますね。
「これ!観たかったやつ!」
まずは気になっていた新作を観て、話題の作品を観て、そのあとは視聴履歴からおすすめされたものを観ていく。
インスタやTwitterで、簡単におすすめ映画を調べることもあるかもしれない。
でも、一通り観終わると、途端につまらなくなる。面白くない作品ばかり当たるようになってくる。
私、何が観たいの?何が面白いの?なんて変に頭を悩ませて、そんで、次第に映画から離れていく。ドラマもアニメも見ない人は、配信サービスの退会を考えるかもしれない...。
でもここで、諦めるなんて勿体無いです。勿体なさすぎます。
そう、そう、この世には面白い映画がゴロゴロしてるのです!!
便利な世の中だけども、いや、便利な世の中だからこそ!面白い作品はどんどん埋もれてしまいます。
この、面白い作品を掘り起こしていくのが、このブログの目的です。
言い換えれば、このブログは、私の発掘作業記録なんです。
面白い映画って?
さて、さっきから言っている、面白い作品ってなんでしょうね。
人それぞれなのかな。私が面白いと思っても、あなたは面白いとは思わない、かもしれない。
だからこそ、この発掘作業記録は、初めから基準を用意しています。
私が基本的に面白いと思う、好きだと思う、興味のあるものは、日本映画です。
それも、20世紀の作品群です。
私は他の方々と同じよう、ハリウッド映画を観て映画を学び育ちましたが、ある時から突然、日本映画が大好きになってしまったのです。
配信サービスによってばらつきはありますが、日本映画のアクセスはかなり良好です。
黒澤、小津という傑作と呼ばれる作品はもちろん、日活ロマンポルノシリーズや東映の不良シリーズなど、プログラムピクチャーと呼ばれるもの、さらに独立プロによるアート系の作品など、かなりの数が観れるようになっています。
発掘環境としては、好調なコンディションです。本当に、このラッキーな事実に気づいている人はどれだけいるのか...。
結論が遅れました。
このブログでは、20世紀(主に戦後)の日本映画を、掘り起こします。
どうぞよろしく。
このブログの使い方
このブログは、A面とB面に分かれています。
A面は、発掘記録です。
ネタバレなしで、作品のポイントを3〜4つに分けて解説。
配信情報も記載します。
B面は、考察エッセイです。
ネタバレありで、私の感想や意見など。時々批評もします。
A面→本編視聴→B面という流れをお勧めします。